(前回からの続き)
MYパワー 設立後、2019年10月から私は当時唯一の正社員として雇用関係となり、
様々な業務に携わることになった。
それによって木かんしゃの薪ストーブ事業は副業的な位置づけになり、
MYパワーの業務が膨らむにつれて、販売設置件数もかなり抑えていくこととなった。
いわゆるサラリーマンとしての生活となり、有難いことに家計は安定した。
しかし、睡眠と家族の時間を削って、夜も土日もほとんど無く、
がむしゃらに業務遂行していく悪戦苦闘の日々が5年ほど続きました。
これを機に、これまで私が担当してきた主な業務を振り返ってみた。
電力小売
・顧客管理の専門ソフトを使っての電力切替
(豊田市山村地域の公共施設723件の切替から開始)
・電力の顧客管理(料金計算/請求書発行/容量変更/問合せ対応)
・電力の月次報告関係
・営業(集落説明会/個別営業/資料作成)
・契約締結関係
電源開発
・小型ソーラー・カーポートの設置支援
・施主と施工業者との調整
・地元施工業者の発掘
・補助金申請書の代筆
・完成お披露目会の企画・運営
・営業(個別営業/資料作成)
・契約締結関係
・小水力発電の検討(先行地域視察/ポテンシャル調査同行)
・木質バイオマス発電の研修参加
地域課題解決
・高齢者の健康見守りの運営
(契約締結/センサー設置/不具合対応/報告・改善)
・移動支援(たすけあいカー)の運営
(契約締結/利用者と提供者のマッチング/タブレット利用支援/報告・改善)
・中部電力との新サービス事業全般
(高齢者見守りセンサー実証事業の運営/実証利用者確保・調整/契約関係/報告・改善)
・モデル地域での各種支援
(アンケート調査・分析/定期通信編集/防災訓練支援/草刈支援…)
広報
・Webサイト作成・更新
・各種関係者への説明資料作成・更新
・季刊ニュースレターの発行
(スケジュール・構成検討/原稿依頼・執筆/レイアウト編集・修正/配布・メール送信)
・メディア取材対応・原稿修正取りまとめ
・プレスリリース作成・取材依頼
総務全般
・会社設立関係(定款作成・変更)
・環境省補助事業の申請・完了報告
・各種会議の次第・議事録作成、会議準備
・電力料金の入金消込
・資金繰り(日繰り)確認
・会計事務所への経理データ提供
・関係者リスト作成、更新
・株主、寄付者の申込・変更手続
・各事業に付帯する庶務的業務
・各事業に付帯する庶務的業務
その他 事業推進
・事業計画書作成
・地域新電力の全国大会の企画・運営
・トヨタ財団助成事業の成果報告会の運営
・各事業部の単年度行動計画作成
・社会的インパクト評価(外部研究)データ提供
・各種担当業務の引継ぎ
ファーム運営
・収支整理
・各種支払
ほとんどが未経験の仕事で手探り状態。知らないことがあれば都度調べては対応。
次から次へと多様な新たな案件が飛んできた。
担当範囲が広く、しかも奥行きも深さもあるこれら業務を的確に遂行していく働き方も初めてで
毎日がチャレンジの連続。
ファームの事務局を担った2018年5月からMYパワー設立を経て今に至るまでの5年間、
本当に多くの経験を積むことができた。ありがたく思っている。
ちなみに、MYパワーのこれまでの主な事業成果は以下のとおりです。
(値は2023年3月末現在)
◎ エネルギーの地産地消の実現(豊田市のごみ発電の電気から主に調達)
◎ 燃料価格高騰に影響を受けにくい料金体系の実現(1年間変動しない固定燃調を採用)
◎ たすけあいプロジェクトの継続と地域拡大(登録者83名)
◎ たすけあいプロジェクトの継続と地域拡大(登録者83名)
◎ 介護予防サービス「健康寿命延ばし隊」の提供(参加数129名)
◎ 地域内雇用の増加により地域経済循環を促進(全14名中9名)
◎ 地域付加価値額の増加(1799万円:初年度比5.8倍)
◎ 電力供給先の拡大(公共725件、家庭100件超、企業60社超)
◎ 電力事業の利益から、地域課題解決事業の実施
(モデル地域3地域、地域課題解決金の提供12地域)
◎ 自家消費型の小型ソーラー・カーポートの設置(4件)