山村課題の大本、人口減少を
「空き家発掘 & 夢応援」で食い止め、
“山村の価値”を次世代に!
「山村の価値」の維持・継承を目指す「合同会社木かんしゃ」(本社:愛知県豊田市、代表社員:庄司知教、以下木かんしゃ)は、空き家の大家さんと借り主の夢をつなぐ「さかさま不動産」の「いなかとまち豊田支局」の支局運営者として参加します。この開局イベントを、2月7日(水)18時30分〜「kabo.」(後述)にて行います。支局開局を通じて、豊田市山村部への移住定住を促し、集落の年齢構成バランスを保ち続けることで、山村地域にしかない「欠かせない価値」を、公共資産として子ども・孫世代にも繋げていくことを目指します。
共同での取組み
この支局開設は「なんとなくつながって、そだちあい、ともにつくる」を理念とする「合同会社なんつな」(本社:愛知県豊田市、共同代表:西村新・鬼木利恵、社員:澁澤寿一、以下なんつな)と共同で取り組みます。偶然にも、支局開局の説明会(全国対象)に、同じ豊田で開局希望の「なんつな」の西村さん・鬼木さんと「木かんしゃ」の庄司が同日参加したことで、一緒に立ち上げることにしました。
合同会社 なんつな 公式インスタ
https://www.instagram.com/nantsuna/
合同会社 なんつな 公式インスタ
https://www.instagram.com/nantsuna/
「なんつな」と「木かんしゃ」の役割分担
豊田市の市街地・郊外を拠点とする「なんつな」と、山村部を拠点とする「木かんしゃ」では、解決したい社会課題は異なるものの、都市部と山村部で役割分担(窓口を分担)することで、それぞれが持つ関係性(家主と借主)の深さを活かして地に足のついたマッチングを行うことができます。また相乗効果があります。なんつなとしては山村部までカバーできず、木かんしゃは、まちに住んでいるがいなかでチャレンジしたいという人を呼び込めます。
ちなみに、豊田市は愛知県内で一番面積が広い(918.32km2)こともあり、いずれは山村部は旧町村ぐらいの単位で新しい担い手を募集し細分化していくことでこの活動を「広く、深く」浸透させていきたいと考えています。
「空き家情報バンク」に出てこない空き家を発掘
山村地域では少子高齢化が著しく、集落の維持や小学校の存続が難しい地域も出始めています。一方、山村地域への移住を希望する若者世帯は一定数存在しているものの、豊田市が進める「空き家情報バンク」に掲載される物件は一握りであり、家主と借主がマッチングしにくい現実があります。つまり、需要はあるが供給が不足しています。これは、空き家は多く存在するものの、空き家情報バンクには掲載したくない(=どんな人が申し込んでくるか分からず不安だ・・・)といった家主側の心理があることが大きな要因の一つといえます。したがって移住定住を促すためには、市の「空き家情報バンク」への登録物件を今以上に発掘していく必要があります。
なお、2023年12月に法改正があり、空き家を放置すると固定資産税が6倍になる可能性があるなか、15年後には約3軒に1軒が空き家になるともいわれています。空き家は多くなっていくものの、今のままでは「移住定住に利活用できる空き家」は不足状態が続いていきます。
空き家という「資源」で、夢の実現を応援 → 定住促進!
その一方で、自然豊かな山村で、『パン屋をオープンしたい』、『工房をもちたい』、『ゲストハウスをつくりたい』など、「○○をやりたい」といった夢を持った人たちが全国にはいます(後述)。そんな人たちの夢の中から、家主さんが応援したい借り主を選ぶという形で、家主と借主のマッチングが促がされます。山村部では「地域活性化」と「定住促進」が同時に実現できる仕組み、それが「さかさま不動産」です。
「さかさま不動産」という「つながり」を生み出す仕組みを活用!
関わる人の主体性を上げることを目指す「株式会社On-Co」(本社:三重県桑名市、代表取締役社長:水谷岳史)は、空き家で挑戦したい人の想いを可視化して借主を募集する不動産Webサービス「さかさま不動産」をスタートし、豊田で15支局目となります。Web上には、254名の「こんなことがやりたい」といった夢が書かれており(1/14現在)、その夢の実現を応援したいと思った空き家の家主さんが、「この人だったら貸してもいいな」と連絡することができます。
さかさま不動産 Webサイト
https://sakasama-fudosan.com
https://sakasama-fudosan.com
株式会社 On-Co Webサイト
https://on-co.jp
https://on-co.jp
「支局」の役割
支局の役割は、地元の特性や風土、課題を理解している立場として、①挑戦したい人と大家双方のフォローや、②マッチングのフォローをしていきます。また、③つながりのある借り主(移住希望者)の夢や人柄を取材して編集しWeb上に掲載していくことと、④地元の家主さんに「借り主のやりたい想い」の情報が届くLINEの登録も促します。ちなみに、仲介や契約業務については宅建業の免許を持つ者に両者が直接依頼する形となり、支局はこれには関わりません。支局の活動はすべて無償で、これによる収益もない「ボランティア活動」になります。
なぜ自社(私)がこれに取り組むのか?
① 集落の人たちへの恩返し
・・・私たち(木かんしゃ代表家族/私・妻・2歳の息子)は、2012年に名古屋から豊田の山村地域(16世帯の集落)に移住してきました。この集落への移住者は何十年ぶりで、警戒されてもおかしくない状況でしたが非常によくしていただきました。その後、娘も生まれ、移住して現在12年目。息子は中学2年、娘は小学4年と、自然の恵みと地域の協力によって、生きる力を育むことができました。そんな折に、【子供が通う小学校の入学生が2年後,3年後と0人になる】という現実を知りました。地域の皆さんへの恩返しとして、地域の繋がりの拠点である小学校の維持を成し遂げたいと思いはじめました。
・・・私たち(木かんしゃ代表家族/私・妻・2歳の息子)は、2012年に名古屋から豊田の山村地域(16世帯の集落)に移住してきました。この集落への移住者は何十年ぶりで、警戒されてもおかしくない状況でしたが非常によくしていただきました。その後、娘も生まれ、移住して現在12年目。息子は中学2年、娘は小学4年と、自然の恵みと地域の協力によって、生きる力を育むことができました。そんな折に、【子供が通う小学校の入学生が2年後,3年後と0人になる】という現実を知りました。地域の皆さんへの恩返しとして、地域の繋がりの拠点である小学校の維持を成し遂げたいと思いはじめました。
② 山村価値の維持継承
・・・また、『集落の年齢構成のバランスを保ち続けること』で、山村地域にしかない「欠かせない価値」を、公共資産としてずっと守り続けていく一翼を担いたいとも思うようになりました。森林、水源、川、田畑、四季折々の風土景観、集落の祭、地縁による繋がりと教育、自然体験、助け合いの文化など、今はまだある「人が生きていくために欠かせない自然環境の恵みや人とのつながり」といった山村価値を、子ども・孫世代にも繋げていきたい。そのためには、山村部に人が住み続けないと維持継承できません。関係人口を増やしていくことも重要ですが、最後まで責任を果たせるのは山村に住まう人達です。したがって、山村部への移住定住を促し、地域の年齢構成のバランスを保ち続けたいのです。
・・・また、『集落の年齢構成のバランスを保ち続けること』で、山村地域にしかない「欠かせない価値」を、公共資産としてずっと守り続けていく一翼を担いたいとも思うようになりました。森林、水源、川、田畑、四季折々の風土景観、集落の祭、地縁による繋がりと教育、自然体験、助け合いの文化など、今はまだある「人が生きていくために欠かせない自然環境の恵みや人とのつながり」といった山村価値を、子ども・孫世代にも繋げていきたい。そのためには、山村部に人が住み続けないと維持継承できません。関係人口を増やしていくことも重要ですが、最後まで責任を果たせるのは山村に住まう人達です。したがって、山村部への移住定住を促し、地域の年齢構成のバランスを保ち続けたいのです。
③ いずれ私も「空き家」の活用側に
・・・支局の窓口を山村部で担いつつ、いずれ私も「空き家」を活用して「多世代型シェアハウス」や「集落内で小さな商店&呑み屋づくり」、「山村出身高校生のまち場の下宿」などを運営して山村部の人口減少対策に注力し、山村価値の維持継承に努めたいと思っています。その第一歩として、「いなかとまち豊田支局」の運営を担いながら、地域の家主さん達はもちろん、様々な経験をもつ志ある人たちと密なつながりを育んでいきたいと思っています。
・・・支局の窓口を山村部で担いつつ、いずれ私も「空き家」を活用して「多世代型シェアハウス」や「集落内で小さな商店&呑み屋づくり」、「山村出身高校生のまち場の下宿」などを運営して山村部の人口減少対策に注力し、山村価値の維持継承に努めたいと思っています。その第一歩として、「いなかとまち豊田支局」の運営を担いながら、地域の家主さん達はもちろん、様々な経験をもつ志ある人たちと密なつながりを育んでいきたいと思っています。
支局開局イベント(概要)
日 時 2024 年 2 月 7 日(水) 18:30〜20:30
場 所 ゲストハウス・コミュニティスペース kabo.(愛知県豊田市竹生町2 - 4 - 22)
内 容 ①On-Coによるゲストトーク ②支局開局の背景 ③やりたい想いプレゼン ④交流会
対 象 まちづくりに関わる人、大家さん、豊田で何か始めたい人、空き家活用希望者など
定 員 30名程度
ゲスト 株式会社 On-Co 水谷岳史氏・太田憲明氏・奥田啓太氏
やりたい想いプレゼンター:4名予定
参加費 1,000 円
主 催 いなかとまち豊田支局
案内チラシ
http://ki-kansha.blog.jp/sakasaka-chirashi20240116.pdf